有島武郎
代表作
『或る女』・『生まれ出づる悩み』 などなど
 
ミーハー度 
50%
共感度
38%
 
笑い度   
40%
変態度
42%
 
泣き度   
20%
難易度
60%
 

有島武郎。白樺派の作家です。
でも、白樺派(武者小路実篤・志賀直哉)にしては
もっと暗かったり先進的だったりします。
白樺派を完成させた、頂点だ、
みたいに心酔している人が
けっこう多いです。

彼は自殺しています。
長生きな白樺派では珍しいです。
しかも情死です。
キリスト教徒だったのですが、
お坊ちゃまな自分と、
貧しい人を救済したいという思いが
葛藤していたようです。
とても愛に溢れ、視野が広く、
芸術センス溢れた人
だったに違いないと私は思っています。

新潮文庫でベージュの背表紙で出ています。


おすすめ作品


『或る女』
美貌の女の波乱万丈な人生を描きます。
そういう主題の作品は
フランス小説などに
よく見られるのですが
(ゾラ・フローベールなど)、
ただ浮気だなんだに終わらず、
主人公の女の心理的葛藤とか狂気が
とても上手に描写されていて、
他の似た主題のものより、
断然面白かったです。
主人公の性格も作り物の
単純明快なものでなく、
真に迫っています。

その他…『カインの末裔』
『小さき者へ』『生まれ出づる悩み』
評論では『惜しみなく愛は奪ふ』など